『「右手に「論語」左手に「韓非子」―現代をバランスよく生き抜くため』読了
右手に「論語」左手に「韓非子」―現代をバランスよく生き抜くための方法 (角川SSC新書)
- 作者: 守屋洋
- 出版社/メーカー: 角川マガジンズ
- 発売日: 2008/01
- メディア: 新書
- 購入: 1人 クリック: 36回
- この商品を含むブログ (20件) を見る
1.性善説か性悪説か
2.『論語』の名言
3.『韓非子』の名言
仕事をしていて、たまに性善説とか性悪説とかという話が出るので、気になり読みました。
実際どっちがいいとか悪いとか、真実だとか理想だとか、という問題ではないのですが、
やはり生きていく上で思考が偏ることは好ましくないかな、と感じました。
むかし、倫理の授業で習った『中庸』を説いているようにも感じました。
本書にもあるように『論語』は日本文化に深く根ざしている思想とも言えますので、
紹介されたものに異論も違和感もありませんが、最近の日本社会はむしろ『韓非子』の
思想でいったほうがしっくりくるのでは、という名言が紹介されていて、思わず納得してしまいます。