「花の慶次」9〜10巻(完結)読了

やっと終わりました。連載時に読んでいたはずなのに全く覚えていないため、新鮮な気持ちで読み終えることができました。なんとも気持ちのよい「漢」(おとこ)です。こんな風に己を貫き通すには、肝っ玉もですが、それ相応の実力がないとこうはいきません。何巻かに「そんなに厳しい顔をしているのは苦しい修行をする必要があったからだ。虎は生まれつき強いから厳しい顔をしない」という感じの科白があったと思います。強いからこそ好き勝手できるのか、己を通したからこそ強いのかわかりませんが、何にしてもぎすぎすした現代にはない、爽快感がありました。いいもんです。