「沈黙の艦隊」愛蔵版読了。

最初に読んだのは20年以上前だったでしょうか。潜水艦同士の戦いを描いたものがとても珍しく思った記憶があります。その後、「ふしぎの海のナディア」や「終戦のローレライ」などずいぶんと潜水艦物にはまりました。今読むと、世界情勢の変化などもあり、古臭さもありますが、この歳で読み返すことができてよかったと思います。設定を差し引いても響いてくる、本質的なメッセージが見え隠れします。著者の近作である「ジパング」も一時期読んでいましたが、最後にはどのように終結するつもりなのか想像もつきません。どちらも戦争を題材としているので、楽しく、とはいえませんが興味深く読める作品です。戦争や兵器などにアレルギーがなければ、お勧めしたいものです。