「「ワンピース世代」の反乱、「ガンダム世代」の憂鬱」読了。

「ワンピース世代」の反乱、「ガンダム世代」の憂鬱

「ワンピース世代」の反乱、「ガンダム世代」の憂鬱

書店を物色していたときに気になり手に取りました。読み始めてみると何が言いたいのかわからない本だな、と感じました。が、「第五章 日本社会の矛盾とガンダム世代の苦悩」あたりからこの本における本論に入って行きました。本論は題名とはあまり関係がなく、「この先の未来を考えて欲しい」ということではなかったか、と思います。1章〜4章については、題名に掲げたワンピース世代やガンダム世代という言葉を無理やり?本論につなげるための解説、というか。キャッチーな題名で人の手に登りやすいとは思いますが、正直、こういった手法は好きではありません。入口と出口が違っているように感じたからです。羊頭を掲げて狗肉を売る、というったところでしょうか。本論自体は悪くないと思いますが、なんとも残念な一冊だった感じです。