「おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由」読了

おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由 (アスキー新書)

おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由 (アスキー新書)

第1章 おもてなしの経営学
第2章 ITビジネス薀蓄
第3章 特別対談
感想:まったく情報もなく、以前に手にした「急ぎの仕事は忙しいヤツに頼め」(ソニー元副社長・大曽根幸三の成功金言53)にひっかけて購入しました。
(ぱらぱらとめくった際に「アップル」や「ソニー」という単語が見えたので。)
まさか日本でもトップクラスのIT関係者だとは夢にも思わず、「このおっさんはいろんなこと書いてるなぁ」と思っていました。第3章の特別対談を読んだときに、手にして良かったなぁ、と感じました。やはり対談というのは、人となりが出てくるもので、似たような人が話せばその考えが倍に、違う二人が話してもその差がより明確になって出てきます。様々な考え方、ものの見方が出てきますので、読んでいて楽しいです。普通の本であれば、著者の意見が延々と展開していきます。ある種その思考に引っ張られるので疲れることもしばしばです。今まで、そのように対談(集)を読んだことはないのですが、新しい見方ができました。
読んでいて感じたことは、とにかく著者はクリエイティブな方だなぁ、と。現在とっても閉塞感のある仕事をしている自分にとってうらやましいです。真似できませんが。昔、自分が卒業文集に書いた言葉を思い出しました。
「ボクも(いつか)クリエイチヴな仕事がしたい」
もちろん夢は叶っていませんし、自分に適さないことも知っています。それでも心のどこかで願っていきたいです。